Azure BLOBストレージコネクターとAmazon S3コネクターでは処理対象をワイルドカードで指定できますか

質問

Azure BLOBストレージコネクターとAmazon S3コネクターでダウンロード処理やアップロード処理を行う以下コンポーネントでは、処理対象のディレクトリーやファイルをワイルドカード（「*」および「?」)を使用して指定できますか。

例）
・処理対象のパス末尾にワイルドカードを使用した指定

/abc/123/*

・処理対象のパスの途中にワイルドカードを使用した指定
/abc/*/456

＜対象のコンポーネント＞
・Azure BLOBストレージ

ファイル/ディレクトリー読み取り処理

ファイル/ディレクトリー書き込み処理

・Amazon S3

ファイル/フォルダ読み取り処理

ファイル/フォルダ書き込み処理

回答

いずれのコンポーネントも処理対象のディレクトリーやファイルを指定する箇所と、処理対象までのパスを指定する箇所に分かれています。
「/abc/123/*」のようにパスの末尾については、処理対象のディレクトリーやファイルを指定する箇所にて名称に対するワイルドカードを使用することが可能です。

ただし、「/abc/*/456」のようにパスの途中でワイルドカードを使用して指定することはできません。
そのため、処理の前にあらかじめディレクトリーを明示的に特定しておく必要があります。
 
ディレクトリー情報を取得する方法については、以下をご検討下さい。
 
■Azure BLOBストレージ

・ファイル/ディレクトリー読み取り処理

当コンポーネントオプション[ファイル情報のみ取得する]にチェックをすることで、ファイル情報を取得することが出来ます。

 
・ファイル/ディレクトリー書き込み処理

[ファイル名一覧取得]処理を利用することで、HULFT Squareストレージのディレクトリーから処理対象のフォルダやファイル情報を取得することが出来ます。

 
■Amazon S3

・ファイル/フォルダ読み取り処理

[ファイル名一覧取得]処理を利用することで、S3Bucketから処理対象のフォルダやファイル情報を取得することが出来ます。

 
・ファイル/フォルダ書き込み処理

[ファイル名一覧取得]処理を利用することで、HULFT Squareストレージのディレクトリから処理対象のフォルダやファイル情報を取得することが出来ます。