質問
集信成功時に発火する既存のTransferジョブと同じファイルIDで集信失敗時のTransferジョブの作成を試みたところ、下記のコンフリクトが発生し登録できませんでした。
「ファイルID」「集信する転送」のみ同一で、ジョブ名や実行するスクリプトは集信成功/集信失敗で別のものを設定しています。
同一ファイルIDで「集信成功」のジョブと「集信失敗」のジョブを分けることはできないのでしょうか。
以下、コンフリクト発生時のメッセージです。
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Conflict
{"resultStatusCode":409,"resultMessage":"Conflict","resultData":{"title":"Duplicate combination of Transfer to receive and Transfer name","detail":"Create request causes conflicts between Transfer to receive and Transfer name combinations: transferService id:t2ced6484-60de-4e72-97db-9f585ef2677b,transferName id:9488e12f-4ac2-45f6-95aa-7fd3360accc9"},"resultCode":"FAILURE"}
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回答
■仕様
HULFT Squareでは、1つの集信する転送に対し、同一ファイルIDで複数のTransferジョブを作成することはできません。
■回避策
下記手順により、Transferジョブの「完了コード」をもとに、実行するスクリプト内で集信成功時と集信失敗時の処理を分岐させることができます。
[手順]
- ファイル転送の各種設定を行う
- ジョブで実行するスクリプトを作成する
- スクリプト変数を作成し、「入力変数」に指定する
- Transferジョブの設定にて、「完了コード」に3で指定したスクリプト変数を指定する
- 手順2で作成したスクリプト内にて、[条件分岐]コンポーネントを配置する
- 分岐の条件として、完了コードの格納されたスクリプト変数が「0」と同じかどうかを判定する
集信成功時の完了コードは「0」のため、同一ファイルIDの集信成功時と集信失敗時で処理を分岐させることができます。
条件分岐処理
https://www.hulft.com/help/ja-jp/HULFTSquare/Content/Designer/Connector/flow_conditional_branch.htm
関連FAQ
オンプレミスから連続で配信される同一ファイルIDのファイルをHULFT Squareで別々のファイルとして集信する方法について
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