■Salesforce接続情報の準備
以下の接続情報を用意します。
※以降の「コネクションリソースの作成」で次の項目値を使用しますので、あらかじめご確認ください。
- APIエンドポイント→Salesforceログイン画面のURLです。
- APIバージョン→SalesforceのAPIバージョンです。
- クライアントID→Salesforceで取得したコンシューマ鍵です。
- クライアントシークレット→Salesforceで取得したコンシューマの秘密です。
- 認可エンドポイント→Salesforceの OAuth 2.0 認証エンドポイントです。
- トークンエンドポイント→SalesforceのOAuth 2.0 トークンエンドポイントです。
- クライアント認証方式→Salesforceのクライアント認証方式です。
■コネクションリソースの作成
HULFT Square で Salesforce コネクターを利用するには、「Salesforce」および「OAuth」のコネクションリソースを作成する必要があります。
〇Salesforce接続設定
1.HULFT Square の [メイン] - [HULFT INTEGRATE] - [コネクション] を選択し、「新規追加」をクリックします。
2.「種類」セクションで、「コネクター」に「Salesforce」、「種類」に「Salesforce接続」を選択し、「次へ」をクリックします。
3.「全般」セクションで「名前」を設定し、任意で「ワークスペース」と「説明」を設定して、「次へ」をクリックします。
4.「設定」セクションで、「APIエンドポイント」と「APIバージョン」を設定します。
項目名 | 項目値 | 必須 | 備考 |
APIエンドポイント | SalesforceのAPIエンドポイント |
○ |
Salesforceログイン画面のURLです。 "https://<ドメイン名>.my.salesforce.com"の形式で入力してください。 |
APIバージョン | SalesforceのAPIバージョン | ○ | Salesforceの[設定]-[Apexクラス]-[新規]-[Version Settings]よりご確認ください。 |
5.「プロファイル」セクションで、「プロファイル」を設定します。
6.「サマリー」セクションに設定内容が表示されますので、問題が無ければ「完了」をクリックしてコネクション追加処理を完了してください。
〇OAuth接続設定
1.HULFT Square の [メイン] - [HULFT INTEGRATE] - [コネクション] を選択し、「新規追加」をクリックします。
2.「種類」セクションで、「コネクター」に「OAuth」、「種類」に「OAuth 2.0認証」を選択し、「次へ」をクリックします。
3.「全般」セクションで「名前」を設定し、任意で「ワークスペース」と「説明」を設定して、「次へ」をクリックします。
4.「設定」セクションで、各パラメータを設定して「リフレッシュトークンの発行」をクリックします。
「Redirect URI」は、表示されているURIをSalesforceのコールバックURLにご設定ください。
項目名 | 項目値 | 必須 | 備考 |
クライアントID | Salesforceのコンシューマ鍵 |
○ |
|
クライアントシークレット | Salesforceのコンシューマの秘密 | ○ | |
認可エンドポイント | Salesforceの OAuth 2.0 認証エンドポイント | ○ |
Sandbox 組織の場合は、以下の方法で接続できるかご確認ください。 ・「login.salesforce.com」を「test.salesforce.com」に変更する ・「login.salesforce.com」をSalesforceログイン画面のURLに変更する |
トークンエンドポイント | SalesforceのOAuth 2.0 トークンエンドポイント | ○ |
Sandbox 組織の場合は、以下の方法で接続できるかご確認ください。 ・「login.salesforce.com」を「test.salesforce.com」に変更する ・「login.salesforce.com」をSalesforceログイン画面のURLに変更する |
スコープ |
Salesforceのスコープ |
・要件に応じてスコープパラメータを設定できます。 | |
クライアント認証方式 | Salesforceのクライアント認証方式 | ○ | |
アクセストークン有効期間 | アクセストークンの有効期間 |
「秒」単位です。 |
|
追加パラメータ | Salesforceの追加パラメータ |
■Salesforce公式資料
OAuth エンドポイントについて
5.Salesforceのログイン画面が立ち上がるため、ログインします。
自動的にcallbackファイルがダウンロードされます。
※ログインできない場合、以下をお試しください。
・Salesforce側接続アプリケーション設定でのスコープ定義にて、「ユーザに代わっていつでも要求を実行(refresh_token,offline_access)」を追加する
・Salesforce側のアプリケーション設定で「IPアドレスの緩和」の設定を確認する
IPアドレス制限によりアクセスが制限されている可能性があります。
・「サポートされる認証フローに Proof Key for Code Exchange (PKCE) 拡張を要求」を無効にする
6.使用する「Integrateサービス」、「リソース読み込みのためのプロファイル」を設定します。
7.リフレッシュトークン取得成功の表示がなされ、「設定」セクションにリフレッシュトークンが設定されます。
8.「プロファイル」セクションで、「プロファイル」を選択します。
9.「サマリー」セクションに設定内容が表示されますので、問題が無ければ「完了」をクリックしてコネクション追加処理を完了してください。
以上でコネクションリソースの追加は完了です。
■コネクターの設定
上記で追加したコネクションリソースを使用して、スクリプト上で Salesforce コネクタを使用する例は以下の通りです。
(例)Salesforce コネクター「レコード読み取り」処理の設定例
スクリプトキャンバスに [クラウド] - [Salesforce] - [レコード読み取り] を
ドラック&ドロップで配置すると、以下のようなダイアログが開きます。
「必須設定」タブ内の各項目の設定値は以下の通りです。
-
- 認証設定:「コネクションリソースの作成」で作成した OAuth のリソース名を選択
- 接続設定:「コネクションリソースの作成」で作成した Salesforce のリソース名を選択
- オブジェクト名:対象のオブジェクトを選択
- フィールド一覧: 対象となるフィールドを選択
- 検索条件(WHERE句):検索条件を設定
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