質問
HULFT SquareにはJSONファイルを扱う専用のコネクターはないと認識しています。
JSONファイルを読み取ったり、JSONファイルへ書き出すにはどのような方法がありますか。
回答
ご認識のとおり、2023年9月現在でJSONファイルを扱う専用コネクターは提供されていません。
ただし、JSONファイルの読み取りや書き込みを行うこと自体は一部制約のもと可能です。
JSONファイルの読み取り
上記のとおり専用コネクターがないため、JSONフォーマットのデータをそのまま読み取ることはできません。
ただし、一行のテキストとしてであればJSONファイルの中身を取得することが可能です。
JSONファイルを [可変長ファイル読み取り] 処理や [CSVファイル読み取り] 処理 で1行ずつ読み込み、Mapperの [連結] ロジックで1つの文字列に結合することで、テキストとしてJSONファイルの中身を取得することができます。
なお、[CSVファイル読み取り] 処理の [デリミタ文字] には読み取り対象となるJSONファイルに含まれない文字を指定してください。
例えばファイル内に「,」が含まれるJSONファイルを読み取る際、デフォルトの「半角カンマ」を指定したままだと、半角カンマが含まれる行はカンマのある位置までしか読み取られません。
JSONファイルの書き出し
JSONファイルの生成自体は、ファイルを作成する任意の処理にて出力ファイルの拡張子を「.json」と指定することで実現が可能です。
ただし、コンポーネントによっては適切な内容のマッピングが困難な場合があります。そのためJSONフォーマットにてファイル出力する手段の一例としては、以下の方法が挙げられます。
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RESTコネクター
[APIプロジェクト] に向けてRESTリクエストを送信し、そのレスポンスボディをファイルとして出力することでJSONファイルを書き出すことが可能です。
デザイナーにて必要なデータをマッピング後、RESTコネクターのプロパティ [レスポンス設定] タブ内 [データ出力先] に「ファイル」を、[データ形式] に「JSON」をそれぞれ選択し、[ファイルパス] にて出力ファイルの拡張子を「.json」に指定することでJSONフォーマットでのファイル出力が可能です。
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可変長ファイルコネクター
可変長フォーマット定義を作成し、これを利用することでもJSONフォーマットでのファイル出力が可能です。
[データ形式]リソースにて可変長データ書き込みフォーマット定義を作成し、必要なデータをマッピングのうえ、上記RESTコネクターと同様に[可変長ファイル書き込み]処理のファイルパスにて拡張子「.json」を指定していただくことでJSONフォーマットでの出力が可能です。
なお、コネクターの仕様上、本手法で出力されるJSONデータの末尾には改行が一行ぶん挿入されます。
関連FAQ
◇POST実行処理のJSONデータ変換時に空文字をnullに変換したい
◇POST実行処理で送信するメッセージを動的に変更したい
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