■Dynamics 365 for customer engagement接続情報の準備
以下の接続情報を用意します。
※以降の「コネクションリソースの作成」で次の項目値を使用しますので、あらかじめご確認ください。
・サービスのルートURL ・クライアントID ・クライアントシークレット ・OpenID Configuration URL
■コネクションリソースの作成
〇Dynamics 365 for customer engagement接続設定
HULFT Square で Dynamics 365 for customer engagement コネクターを利用するには、最初にコネクションリソースを作成する必要があります。
1.HULFT Square の [メイン] - [HULFT INTEGRATE] - [コネクション] を選択し、「新規追加」をクリックします。
2.「種類」セクションで、「コネクター」に「Dynamics 365 for custome...」、「種類」に「Dynamics 365 for customer engagement接続」を選択し、「次へ」をクリックします。
3.「全般」セクションで「名前」を設定し、任意で「ワークスペース」と「説明」を設定して、「次へ」をクリックします。
4.「設定」セクションで、接続に必要なパラメータ値を各項目に設定します。
項目名 | 項目値 | 必須 | 備考 |
サービスのルートURL | サービスのルートURLを入力します。 |
○ |
URLは「https://<ホスト名>/api/data/<APIのバージョン>/」の形式です。 |
5.「プロファイル」セクションで、「プロファイル」を設定します。
6.「サマリー」セクションに設定内容が表示されますので、問題が無ければ「完了」をクリックしてコネクション追加処理を完了してください。
〇OpenID接続設定
1.HULFT Square の [メイン] - [HULFT INTEGRATE] - [コネクション] を選択し、「新規追加」をクリックします。
2.「種類」セクションで、「コネクター」に「OAuth」、「種類」に「OpenID Connect 1.0認証」を選択し、「次へ」をクリックします。
3.「全般」セクションで「名前」を設定し、任意で「ワークスペース」と「説明」を設定して、「次へ」をクリックします。
4.「設定」セクションで、各パラメータを設定して「トークンを発行する…」をクリックします。
「Redirect URI」は、表示されているURIをDynamics 365 for customer engagementのリダイレクトURIにご設定ください。
項目名 | 項目値 | 必須 | 備考 |
クライアントID | Dynamics 365 for customer engagementのアプリケーション(クライアント)ID |
○ |
|
クライアントシークレット | Dynamics 365 for customer engagementのクライアントシークレット | ○ | |
OpenID Configuration URL | Dynamics 365 for customer engagementのOpenID Configuration URL | ○ |
|
Issuer | Dynamics 365 for customer engagementのIssuer |
「ディスカバリから入力する」ボタンをクリックすると、[クライアントID][クライアントシークレット][OpenID Configuration URL]の入力値より自動入力されます。 |
|
認可エンドポイント | Dynamics 365 for customer engagementの認可エンドポイント |
「ディスカバリから入力する」ボタンをクリックすると、[クライアントID][クライアントシークレット][OpenID Configuration URL]の入力値より自動入力されます。 |
|
トークンエンドポイント | Dynamics 365 for customer engagementのトークンエンドポイント | ○ |
「ディスカバリから入力する」ボタンをクリックすると、[クライアントID][クライアントシークレット][OpenID Configuration URL]の入力値より自動入力されます。 |
JWKS URI |
Dynamics 365 for customer engagementのJWKS URI |
「ディスカバリから入力する」ボタンをクリックすると、[クライアントID][クライアントシークレット][OpenID Configuration URL]の入力値より自動入力されます。 | |
スコープ |
Dynamics 365 for customer engagementのスコープ |
・要件に応じてスコープパラメータを設定できます。 | |
クライアント認証方式 | Dynamics 365 for customer engagementのクライアント認証方式 | ○ | |
アクセストークン有効期間 | アクセストークンの有効期間 |
「秒」単位です。 |
|
追加パラメータ | Dynamics 365 for customer engagementの追加パラメータ |
5.Microsoft 365のログイン画面が立ち上がるため、ログインします。
6.使用する「Integrateサービス」、「プロファイル」を設定します。
7.トークン取得成功の表示がなされ、「設定」セクションにリフレッシュトークンが設定されます。
8.「プロファイル」セクションで、「プロファイル」を選択します。
9.「サマリー」セクションに設定内容が表示されますので、問題が無ければ「完了」をクリックしてコネクション追加処理を完了してください。
以上でコネクションリソースの追加は完了です。
■コネクターの設定
上記で追加したコネクションリソースを使用して、スクリプト上でDynamics 365 for customer engagement コネクターを使用する例は以下の通りです。
(例)Dynamics 365 for customer engagementコネクター「エンティティ読み取り」処理の設定例
スクリプトキャンバスに [アプリケーション] - [Dynamics 365 for customer engagement] - [エンティティ読み取り] を
ドラック&ドロップで配置すると、以下のようなダイアログが開きます。
「必須設定」タブ内の各項目の設定値は以下の通りです。
-
- 接続先 : 「コネクションリソースの作成」で作成した
Dynamics 365 for customer engagementのリソース名を選択 -
認証 : 「コネクションリソースの作成」で作成した
OpenIDのリソース名を選択 - リソースパス : リソースパスを選択または入力
-
フィールド定義 : [リソースパス]で指定したエンティティの各フィールドを、
読み取り対象に含めるかどうかを選択
- 接続先 : 「コネクションリソースの作成」で作成した
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