質問
ストレージ容量の超過に際し、不要ファイルの削除を検討しています。
ストレージの圧迫要因を特定する方法はありますでしょうか?
回答
HULFT Squareの製品機能として、
ワークスペース/ディレクトリ内のストレージの圧迫要因や使用状況を直接確認出来る機能はございません。
ストレージの使用状況を確認する方法としましては、
[ファイル名一覧取得処理]コンポーネントを利用したスクリプトを構築する方法がございます。
スクリプトの実装案をご紹介させていただきます。
あくまで一例となりますので、お客様の要望に合わせて随時調整いただければと存じます。
- スクリプトを作成し、以下のスクリプト変数を用意する
「フォルダパス」、「呼び出し先フォルダパス」、「type」、「スクリプト名」 - 変数「スクリプト名」の初期値に作成したスクリプトの名称を指定する
- 変数「フォルダパス」の初期値に、確認したいストレージのワークスペースルートパスを指定
- [ファイル名一覧取得処理]処理で変数「フォルダパス」内のファイル一覧を読み取る
- [繰り返し(データ件数)処理]フローを配置し、ファイル一覧データのレコード毎にディレクトリ判定する
- 変数代入にて「type」にtypeフィールドのデータを格納する
- 条件分岐フローを配置し、変数「type」の値が「folder」と一致するかどうかを条件に指定する
- 「type」が「folder」と一致している場合、「フォルダパス」とnameフィールドのデータを連結させたフォルダパスを変数「呼び出し先フォルダパス」へ格納する
- 「type」が「folder」と一致している場合、スクリプト呼び出し処理を配置して呼び出し先スクリプトに変数「スクリプト名」を指定し、呼び出し元の変数「呼び出し先フォルダパス」を呼び出し先の入力スクリプト変数「フォルダパス」に格納してスクリプトを再帰的に呼び出す
- [CSVファイル書き込み]にて、[ファイル名一覧取得処理]処理の各データと、変数「フォルダパス」を列に加えて1行ずつ追加書き込みを行う。
補足
上記のスクリプト実装案では、ストレージの使用状況はワークスペース単位で確認が可能です。
複数のワークスペースを確認したい場合、手順2にてそれぞれのワークスペースのルートパスを指定して実行する必要があります。
また、Parsonalワークスペース内のストレージ使用状況については、管理ユーザーから確認する事が出来ません。
そのため、Parsonalワークスペースについては各ユーザーのアカウントから確認していただく必要があります。
なお、ファイルリスト取得はストレージへのアクセスが繰り返し発生しますので、
スクリプトの実行によりIntegrateサービスのCPUの負荷が上昇する可能性があります。
お客様サービスのCPU負荷が上がりすぎないかどうかは、事前にテスト実行を行いご確認いただきますようお願いいたします。
また、処理間隔につきましても、あまり高頻度で行わないようにご配慮いただきますようお願いいたします。
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