質問
ファイル操作コネクターのZIP解凍処理について、
解凍後のフォルダ内にファイルが大量に存在するZIPファイルを解凍した場合、処理時間が大幅に長くなります。
本事象はZIP解凍処理の仕様なのでしょうか。
また、本事象について処理時間を改善する方法はありますでしょうか。
回答
解凍後のフォルダ内にファイルが大量に存在するZIPファイルを解凍した場合、
処理時間が大幅に掛かる事象はZip解凍処理における仕様となります。
ファイル操作コネクターのZip解凍処理とGZIP解凍処理では、
内部的な動作として圧縮ファイルをIntegrateサービス内に取得して展開し、
解凍されたファイルをIntegrateサービスからストレージへアップロードする処理を行っています。
そのため、Zipファイル内のファイル数が多い場合はストレージへのアップロード処理がファイル数分連続で実行されるため、
Zip解凍処理コンポーネントの全体の処理時間が長くなる場合があります。
処理時間を改善する方法としては、
Zipファイルを分割していただき一つのZipファイル辺りのファイル数を少なくしたうえで、
スレッド処理を利用する方法があります。
分割したZipファイルの解凍処理を並行して実行する事が可能となりますので、全体の解凍処理時間を短くすることが可能です。
弊社環境でも同様の検証を実施し、一定の速度改善を確認出来ております。
なお、スレッド処理の数によって、IntegrateサービスのCPUに負荷がかかる場合があります。
最適なファイル分割容量とスレッド処理数につきましては、お客様の環境にて検証を行って下さい。
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