質問
HULFT Squareストレージの所定のフォルダにアップロードした、複数のExcelファイルそれぞれのファイル名に現在日時を付加して出力したいです。
回答
現在日時情報を取得し、[ファイル名一覧取得処理]を使用し、フォルダに存在するファイル数だけファイル名に日時情報を付加してファイルをコピーし、出力することが可能です。
■フロー図
■処理手順
- HULFT Squareストレージ上の準備
以下の2つのフォルダを準備します。
①複数のExcelファイルが格納されたフォルダ ※以降「A」フォルダと記載
②ファイル名に現在日時を付加したファイルの配置先 ※以降「AddDateTime」フォルダと記載
- スクリプト変数の準備
下記3つの文字列型のスクリプト変数を準備します。
①現在日時を格納するスクリプト変数 ※以降スクリプト変数「DateTime」と記載
②元のファイル名を格納するスクリプト変数 ※以降スクリプト変数「OriginalFileName」と記載
③日時情報を付加したファイル名を格納するスクリプト変数 ※以降スクリプト変数「AddFileName」と記載
- 変数代入
[現在日時] と [日時フォーマッティング] ロジックを配置します。
[日時フォーマッティング] ロジックでは、付加したい日時のフォーマットを設定します。
※処理日時を秒まで表したい場合は「yyyyMMddHHmmss」と指定します。
-
ファイル名一覧取得処理
手順1で準備した「A」フォルダを指定します。
-
繰り返し処理(データ件数)
以降の処理をループ内に配置します。
- マッピング
[繰り返し処理]-[ファイル名一覧取得処理]内のファイル名「name」を使用し、
・スクリプト変数「OriginalFileName」につなぐ
・[連結]ロジックで、スクリプト変数「DateTime」をつなぎ、スクリプト変数「AddFileName」につなぐ
-
コピー処理
[コピー元]には「A」フォルダと、スクリプト変数「OriginalFileName」を指定します。
[コピー先]には、ファイル名に「AddDateTime」フォルダと、スクリプト変数「AddFileName」を指定します。
- [Amazon S3]ファイル/フォルダ書き込み処理
[ローカルディレクトリ]には、「AddDateTime」フォルダ、
[ローカルファイル/ディレクトリ名]にはスクリプト変数「AddFileName」を指定します。
■留意事項
- 出力先について
AWS S3バケットに書き出しをしておりますが、用途に合わせたコネクターを選択してください。 - 日時情報の取得タイミングについて
本構成ではスクリプト実行の最初に日時情報を取得して変数代入していますが、ループ処理内に配置するなど、目的に合わせて調整してください。 - 処理ファイル
必要に応じて処理の最後に元ファイルやコピーしたファイルを削除するなど、ファイル運用をご検討ください。
関連FAQ
・ファイル名に日付やタイムスタンプを組み込んで出力することはできますか
・【コネクター】 Amazon S3 の接続設定および使用方法
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