質問
ログレベルの設定方法について教えてください。
回答
■ログレベルについて
ログレベルは、HULFT Square のログに出力される情報の基準を定義するための設定項目です。
◇[開発支援機能] - [ログレベル]
https://www.hulft.com/help/ja-jp/HULFTSquare/Content/Data_Integration/Detailed/support.htm#log_level
設定されたログレベルによって、ログに出力される情報が異なります。
例えば、Mapper などで処理されるデータは、下記のログレベル以上に設定されている場合にログ出力されます。
- Mapperロジックの入力データ・出力データ : DEBUG
- 出力スキーマに出力されたデータ : DEBUG
- スクリプト変数に代入されたデータ : INFO
◇[基本機能(ドキュメントMapper/変数Mapper)] - [処理データログ出力機能]
■ログレベルの設定方法
ログレベルはデザイナ上で[ツール] メニューの[オプション] から設定できます。
なお、スクリプト内で以下のオペレーションコンポーネントを使用している場合、当該コンポーネントごとにログ設定を一時的に変更することができます。
ただし、PSPやスレッド処理などマルチスレッドで動作している処理の途中でログレベルが変更される場合があります。
- [繰り返し]
◇[コネクター] - [基本] - [フロー] - [繰り返し]
https://www.hulft.com/help/ja-jp/HULFTSquare/Content/Designer/Connector/flow_loop.htm - [繰り返し(条件指定)]
◇[コネクター] - [基本] - [フロー] - [繰り返し(条件指定)]
https://www.hulft.com/help/ja-jp/HULFTSquare/Content/Designer/Connector/flow_conditional_loop.htm - [繰り返し(データ件数)]
◇[コネクター] - [基本] - [フロー] - [繰り返し(データ件数)]
https://www.hulft.com/help/ja-jp/HULFTSquare/Content/Designer/Connector/flow_loop_by_number_of_data.htm
繰り返し処理ではループ回数に比例してログの出力容量が大きくなりますが、個別にログレベルを設定することで出力容量を抑えたりログ出力のコストを軽減することができます。
▼設定例
デザイナ画面からの実行でスクリプト全体のログレベルを「 DEBUG 」にしたいが、繰り返し処理内のログは「 INFO 」で出力させたい場合
デザイナ画面からの実行でスクリプト全体のログレベルを「 DEBUG 」にしたいが、繰り返し処理内のログは「 INFO 」で出力させたい場合
- デザイナの[オプション]で「ログレベル」を「 DEBUG 」に設定する
- [繰り返し] アイコンのプロパティから「ログ設定」タブを開いて「ログ設定を変更する」と「ログを出力する」にチェックを入れる
- [繰り返し] 処理のログレベルとして「 INFO 」を選択する
補足
運用時の推奨ログレベルは「 INFO 」、開発時の推奨ログレベルは「 FINFO 」です。
ログレベルを「 DEBUG 」などの低いレベルに設定している場合、スクリプトの処理内容によっては出力されるログが多くなりメモリを圧迫することがありますのでご注意ください。
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