HULFT Squareをご利用いただきありがとうございます。
本ページでは、HULFT Squareをご利用いただくにあたって、禁止・制限いただきたい操作について説明します。
クラウドサービスという製品特性上、HULFT Squareにはお客様それぞれの個社環境とは別に、システムの共用部分が存在します。そのため、いち環境での操作によって共用部分、すなわちシステム全体に不具合が起こってしまう場合があります。
お客様の個社環境パフォーマンス低下といった不具合を防ぐ目的はもちろん、すべてのお客様がHULFT Squareを快適にお使いいただけるよう、以下の操作はご遠慮いただくようお願いいたします。
ご不明な点や、制限・禁止事項に該当するかの確認をされたい場合には、お気軽にHULFT Square テクニカルサポートセンターへお問い合わせください。
※本記事の内容は2024年6月現在のものです。
大量のログ出力
ログレベルが低い(DEBUG、FINEST、FINFOなどの詳細なログが出力される)状態で、大規模な処理や大量データを扱うスクリプトを実行しログを大量に出力すると、ログがシステム内部で滞留してしまい、HULFT Squareのサービス全体に影響を及ぼす場合があります。
開発・検証目的でログレベルを「DEBUG」にし、作業完了後にログレベルを戻さず本番運用を行うなど、大量のログが出力される状態での運用はご遠慮ください。
ループ処理内でのログレベルを低くする
HULFT Squareでは、[繰り返し(データ件数)] などの繰り返し処理内でログレベルを変更することができます。
◇繰り返し(データ件数)処理
上記と同様の理由から、ログ量を減らす目的として、繰り返し処理内でのログレベルが低い(DEBUG、FINEST、FINFOなどの詳細なログが出力される)状態での本番運用もご遠慮ください。
なお、運用時の推奨ログレベルは"INFO"です。
ログレベルについては、下記オンラインヘルプをご参照ください。
◇開発支援機能 - ログレベル
スクリプトの長時間ループ処理
スクリプトにループ処理を配置する際の注意点
HULFT Squareでは、スクリプトの無限ループを検知・自動停止する機能はありません。
◇スクリプト処理が無限ループした場合の確認方法およびタイムアウトについて
そのため、無限ループが発生した状態で放置してしまうと、HULFT Squareのシステム全体に負荷がかかり、サービスに影響を及ぼす場合があります。
性能テストや失敗時のリトライといった目的を含め、意図的に無限ループを起こす運用・スクリプト構築はご遠慮ください。
例:性能テストのため、特定ファイルが存在する限り配信要求を繰り返す処理
検証終了時に特定ファイルを削除し忘れるなどで無限ループが発生してしまうリスクがあるため、ご遠慮ください
対応策の一つとして、スクリプトに実行タイムアウトを実装いただくことで、一定時間内に処理が完了しない場合にスクリプトを例外終了させることができます。
例:スレッドでメイン処理とタイムアウト判定処理を平行で実行することで、一定時間内にメイン処理が完了しない場合にエラー終了させる
ループ処理内でのスクリプト呼び出し
[スクリプト呼び出し] 処理の実行時には、呼び出すスクリプトの依存関係をチェックする処理も併せて行われます。
◇スクリプト依存関係
繰り返し処理内でスクリプト呼び出しを行うと、呼び出しのたびに依存関係のチェック処理が行われるため、パフォーマンスの低下につながるおそれがあります。
繰り返し処理の外でスクリプト呼び出しを行う、呼び出し先のスクリプト内に繰り返し処理を組み込むなど、「ループ処理内でスクリプトを呼び出す」状況での実行を行わないようお願いいたします。
例:データ件数ぶん繰り返す処理のなかでスクリプト呼び出しを行う
呼び出される子スクリプトの中にもスクリプト呼び出しがある場合、さらに依存関係のチェックが行われるため、データ件数が多い場合にはパフォーマンスに影響する可能性があります
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