質問
SFTPサービスで開発環境と本番環境の連携経路を分離したいです。どのような構成が可能ですか?
回答
以下の2つの構成が可能です。
■構成1:1つのSFTPサービスでユーザーごとにアクセスディレクトリを制限する
SFTPサービスでは、設定した外部ユーザーごとに以下のようなユーザーディレクトリが作成され、各ユーザーごとのルートディレクトリとして扱われます。
「/【サービスで指定したルートディレクトリ】/【ユーザ名】/」
設定手順:
1. SFTPサービス作成時に「ルートディレクトリ」を設定します(例:/ワークスペース名/data)
2. 外部ユーザーを追加すると、そのユーザー名のディレクトリが自動的にルートディレクトリ配下に作成されます
3. 各ユーザーは自分のディレクトリ以下にのみアクセスできます
例:ルートディレクトリを「/共有ワークスペース/data」と設定し、「prod_user」と「dev_user」という外部ユーザーを作成すると、以下のようなディレクトリ構造になります。
- /共有ワークスペース/data/prod_user/(本番用ユーザーのみアクセス可能)
- /共有ワークスペース/data/dev_user/(開発用ユーザーのみアクセス可能)
この方法であれば、SFTPサービスのご契約は1つ分のみで実現可能です。
■構成2:2つのSFTPサービスで本番用・開発用のストレージを分離する
本番用と開発用に別々のSFTPサービスを作成し、それぞれ異なるルートディレクトリを指定します。
1. 本番用SFTPサービス:ルートディレクトリを「/本番ワークスペース/data」に設定
2. 開発用SFTPサービス:ルートディレクトリを「/開発ワークスペース/data」に設定
この方法では、SFTPサービスを2つ契約する必要があります。
また、両環境間のデータ同期が必要な場合は、HULFT Integrateのスクリプトなどで同期処理を実装する必要があります。
補足
各構成のメリット・デメリット:
◇SFTPサービス1つ
・サービスが1つ分のためコストが低い
・リソースが共用のため、開発にてリソース使用量が急騰すると本番側リソースが枯渇する可能性あり
・リソース増強はサービス再作成となるため、開発用のリソースのみ増強することができない(開発側と共に本番側も停止が必要)
◇SFTPサービス2つ
・サービスが2つ分のためコストが高い
・リソース使用量が低い場合、分割損が発生する可能性あり(環境が別のため余剰リソースを分け合うことができない)
・サービスが別のため、他のサービスの影響を受けない
どちらの構成をお選びになるかは、セキュリティ要件や運用の複雑さ、コスト面を考慮して選択することをお勧めします。
参考FAQ:SFTPユーザーフォルダ以外の場所でのコマンド実行可否
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