Transfer通信用のPrivateLinkの構築に必要なリソースについて

質問

HULFT Squareとオンプレミス版HULFT間でTransfer通信を行うには、PrivateLinkを構築する必要があると認識しています。

インバウンド/アウトバウンド各ケースでの利用について、PrivateLinkの構築に必要なリソースについて以下ご回答頂けますでしょうか。

１．PrivateLinkに必要なエンドポイントの数
２．PrivateLinkに必要なHULFT Transferサービスの数 
３．お客様環境で用意する必要のある要素

回答

PrivateLinkを構築するために必要なリソース数は以下となります。
 

・インバウンド通信用設定

１．VPCエンドポイントは必要なし
２．TransferサービスはPrivateLink接続を行う対抗先AWSアカウントの数分必要
３．お客様のAWS環境でVPCエンドポイントを作成していただく必要がある

 

・アウトバウンド通信用設定

１．VPCエンドポイントは対抗先のVPCの数分
２．Transferサービスは複数の対抗先に対して共通で利用可能なので、最小１サービス
３．お客様のAWS環境でVPCエンドポイントサービスを作成していただく必要がある

PrivateLinkに必要なリソース数につきまして、以下に詳細をご説明します。

インバウンド通信の場合、Transferサービスに対抗先のAWSアカウントIDの指定が必要となりますので、対抗先AWSアカウントの数分のサービスが必要となります。
VPCエンドポイントは上記で作成したTransferサービスに向けてお客様のAWS環境で作成していただく事になりますので、HULFT Square側でVPCエンドポイントを作成する必要はありません。

アウトバウンド通信の場合、Transferサービスは複数の対抗先に対して共通で利用可能です。
そのため、最小１つのサービスを作成していただければ複数の対抗先と接続が可能です
HULFT Square側で必要なVPCエンドポイントは対抗先のVPCの数分必要となります。
VPCエンドポイントの接続先であるVPCエンドポイントサービスについては、別途お客様側のAWS環境で作成していただく必要があります。

なお、Tarnsferサービスの必要数につきましては、
以下のFAQにも記載がありますので、こちらもご参考下さい。
 
・Transferサービスの作成単位について